柑橘の女王「せとか美人」の魅力
柑橘の女王せとか。糖度が高く、味の濃いせとかを安定的な品質でお届けすること、それはせとかを知り尽くした生産者であっても一朝一夕にできることではありません。
「せとかの中のせとかを作りたい!」それをここ浜松の台地で実現することがささ農園の夢でした。センサーでも計測不可能な「せとか美人」の持つ独特のコク。この気品に満ちた甘くバランスの取れた絶妙なコクは、肥料有機配合肥料(肉骨粉配合)の施肥や、本来は薔薇の施設栽培に使う設備の整った園芸用ハウスの中で育成環境を徹底管理し、極めて丁寧な栽培を施すというこだわり農法から生まれたのです。
最高品質への挑戦の積み重ねと、日々の徹底した品質管理の実践。思わず感動の笑顔を生み出す食味・食感を味わえる「せとか美人」の誕生のレシピです。
「味の濃い最高のせとかをこの太陽の降り注ぐ大地で作るんだ!」ささ農園の弛まぬ挑戦は、ついに「せとか美人」というブランドに結実しました。
こうして「せとか美人」の食味・食感、コクのある気品は、あらゆる方面から注目を浴びることとなりました。TV取材をはじめ、パティシエや、フレンチシェフからのオファーをいただき、高い評価をいただくとともに、店頭から「せとか美人」をほおばるお客様の感動の笑顔の輪が広がっています。ご家庭で、大切な方へのギフトに、この幸福感に満ちた感動をお試しいただければ幸いです。
昔からある品種なの?
せとかの歴史は新しく、2001年(平成10年)に品種登録されました。タンゴールの「清見」と「アンコール」を交配したものに、「マーコット」を掛けて、それぞれの長所を活かした、甘みと風味のきわだつ品種として誕生したものです。タンゴールって何? みかんやオレンジとは違うの?
タンゴールは、柑橘類の交雑種の呼び方のひとつです。主にみかんとオレンジの交雑種を指します。どんな特徴があるの?
せとかはタンゴールとしては比較的大玉(250g程度)で、糖度が高く、極めて甘い品種です。また、果皮やじょうのう(果肉を包む薄皮)が薄く、果肉がぎっしりと詰まっています。その贅沢さや、なめらかで美しい果面などから、贈答用にも人気を博しています。おすすめの食べ方は?
果皮やじょうのうが薄く、種もないので、そのままむいて食べられます。オレンジのようにナイフでカットしてもOK。ジューシーな赤橙色の果肉が詰まった様子に、目を奪われてしまいます。また、搾った果汁でジュースやゼリー、シャーベットなどを作っても濃密な味が楽しめます。「せとかのタルト」について詳しくはこちら